UTAIBITO

いつか悲しみの向こうに


曇り空の切れ間に光が溢れたら

旅に迷った時のために忘れないでおこうよ

道行く日々が見えないとしても

何処かに萌(きざし)があるから


ふるさとの言葉


ふるさとの言葉は 何気ないまに

ええことを言うけえ 気をつけんさい


おかえり 

潤んで 空を見上げた


桃色に染まった 夕暮れの空

想い出を綴った 西の山並み

昔の涙を 拾い集めて


此処から届ける詩


ただ 伝えたいことがあるんだ

此処で出逢えた奇跡と

此処まで暮らして繋いだ軌跡を

形の無いものばかり 求めていたりするけど

大切なものはいつも傍にある

言葉だけじゃ とても難しくて 詩にしてみたんだ

君が笑う それが強い願い

愛のこと 優しさで溶かしてみると

幸せが 薄桃に色づく



season


時が壊れて 震えてるから

何処にいたって 胸が痛くて

明日のことが 怖くなるから

ただ 会いたくて でも 会えなくて

此処にいる 届いてる

傍にいなくても 繫いでる


自分のために それでいいから

誰かのために それはなるから